見えない色が現れてくる

絵を描きはじめるとやがて脳のどこかにあるスイッチがオンになるような体感があり、そうするとそれまでは見えていなかったさまざまな色が浮かび上がるように見えはじめる。まるで色がこちらに向かって飛び出し、流れ出してくるようにも感じられる。 水晶玉スクライイングでも、まず眉間のあたりにむずむずする感覚がやってきて、スイッチがオンになるような体感の後に、煙や雲のようなもの、あるいは満天の星空が見え、その後にさまざまな像や場面が飛び出すように現れる。絵を描いている間に起きることはそれと似ているかもしれない。…

ベガそしてUFOの記憶

今朝は夢の中で幼少期に大きな飛行物体に遭遇した路地を歩いていた。わたしは夢の中でそれが夢だと気づいていて、「ここは頭のすぐ上に巨大なUFOが浮かんでいたあの道だ」とわかっていた。そうしていくつか角度を変えながらその路地の写真を撮っていた。 同じ路地のほぼ同じ位置で、同じく幼少期にわたしはアメジストを拾った。あの場面はいまだはっきり覚えているが、どんな風に絵にするかがまだ定まらずにいる。 昨夜はベガのことを思いながら横になった。ベガは紀元前12,000年頃に北極星だった星で、約12,000年後には再び北極星になる。眠りに落ちるか落ちないかの狭間では、なぜか1993年頃から自分がどこで何をしていてどんな出来事があったかを年表のように思い返していた。…

白い布団の上の黒いウミウシ、友人とホテルのカフェへ行く約束をする夢

今朝方見た夢の中で、わたしは旅先の宿泊施設にいて、そろそろそこを去るのか荷造りをしていた。室内には人間用にしては少し小さい白い布団が敷かれていて、その右上端のあたりには黒いウミウシのような生物が這うように動いていた。わたしはその生物に触れたくなくてしばらく放置していたが、意を決して布団の反対側を掴み、窓の外で布団を大きく振ってその生物を振り落とした。布団には粘液のようなものがこびりついていたが、そのまま布団を窓から下へ落とすと階下にいるスタッフのような人が洗濯をしてくれるようだった。 別の夢あるいは別の場面では、わたしは旅先で友人からの連絡を受けてやり取りをしていた。彼女はその場にはいなかったが、夢の中では彼女の姿がホログラムのように現れてはっきりと見えていた。彼女は、わたしが旅から戻ったらあるホテルのカフェでお茶でもしようと言った。わたしはそのホテルの前を通ったことがあるらしく、大きな建物やいかにも高級な雰囲気のホテルの玄関が目の前にあるかのように見えていた。そして、ちょうどわたしもその場所へ行きたかったのだと答えた。 この友人が現れる夢は、後にも記憶に残る象徴的な場面が多い…

モノノケ化すること ─ 個と集合体との間を柔軟に行き来する

昨日は夕食会の後に同僚たちとビールを飲みに行った。わたしは久しぶりにアルコールを飲み、実に久しぶりに楽しく語り合った。久々に生の魚介類とアルコールを取り込んで肉体的には疲労したが、形ではないところで共振が起きているのを実感し、互いに別々の個でありながら個を超えて流動的に混ざりあっている/いくのを体感した。愉快だった。 わたしが参加しているこの集団/組織は、特定の人物などの物理的存在ではなく、もっと上位にある何かしらの意図によって動いていて、わたしは(そして他のメンバーも)その高次の意図によって“食べられている”という感覚がある。もちろん自ら進んで“食べられ”ている。そうして個として働きをなしながら、同時に集合体として生きているようにも感じている。 この集団/組織にはそうしたアメーバ的性質がある。そして、この状態でいられる限り、流動的安定のまま常に変化・変容していけるのではないかと思っている。決して固定はしないが、だからこそ変容し続けられ、精神的・アストラル的に大きく太っていける。物質は精神に従う。だから物質的な成果はいつも後からついてくるというわけだ。 何にどのようにして“食べら…