Nothing
体調が優れなくて写真を撮りに出られない日に、窓から見える空が一際きれいだったり、雲の様子がおもしろかったりすると、ちょっと落胆したりもするけれど、それでもやっぱり自分に(肉体に)無理は強いない方がいい。窓から見える美しい光景をただ眺めるだけも満たされるし、そういう時間も重要だ。外へ出ている時だって同じで、たとえカメラを持っていたとしても、ただ静かに眺めて、感じて、味わう時間はとても重要。境目が消えて無になる時。…
The Balance, April 2021 Leica R6.2 Summicron R f2/50mm Fomapan 400…
Solitude Standing, April 2021 6×4.5 Driftwood pinhole camera Kodak Ektar 100…
A swan trying to eat my pinhole camera, July 2019 6×6 Driftwood pinhole camera Fomapan 100…
人が同じ話を何度も繰り返し語るのは、彼/彼女にとってそれが「そうであってほしい」理想の物語だからなのだろう。彼/彼女は他者に向けて語りながら、実は自分自身に繰り返し言い聞かせ続けている。それはおそらく、彼/彼女が信じている”自分(自我)”を保つための都合であり、「おはなし」なのだ。 わたしの母は生前、何かにつけて「女一人でここまでの財産を残せる自分はすごい」というようなことを言っていた。彼女の中に、そう思いこまなければ保てない自我の都合、つまり「おはなし」があったのだろう。そして、その根底には、彼女が受け入れたくなかった彼女自身の影(事実)があったはずだ。 また、母の内縁の夫はよく「わたしの母親はすばらしかった、わたしは母から本当に愛されていた、マザコンと言われるのは光栄だ」というようなことを語りたがった。こちらから尋ねてもいないのに同じことを何度も語るので、おそらくそれは事実ではなくて、彼自身が信じていたい「おはなし」なのだろうと思うようになった。 わたしのパートナーもまた、ある種の話題になると必ず同じことを語る。それについて、わたしは何も言及はしないが、それを語り、確認するこ…
Path to nowhere, April 2021 6×4.5 Driftwood pinhole camera Kodak Ektar 100…
Waterscape in Prague, March 2020 6×6 Driftwood pinhole camera Rollei RPX 100…
Seto Inland Sea, Japan, January 2019 6×6 Driftwood pinhole camera Ilford Delta 100…