Instagramで繋がっている素晴らしい画家さんたちが、一人はアメリカの公募展で作品が選ばれ、もう一人は母国で個展を開催されている。どちらも実に喜ばしいことだ。そして、屈託なく、即座にお祝いのメッセージを送れる自分がいることも、また嬉しい。
10年前の自分なら(そして当時もし絵を描いていたなら)、彼らと自分を比較して、不要な焦りを感じたり、自分なんてダメだと落ち込んだりしていたかもしれないなと思う。しかし、今は「何か別の目的のために絵を描いているわけではない」とわかっているので、自分が揺らぐことがない。何より、素晴らしいアート作品が多くの人の目に触れるのは、本当に素敵なことだ。
自我の置き所が変わったのだろう。以前の私は、社会内の相対的な自分だけを「自分」だと思って生きていた。だから、外側に見るものに影響されては自己も揺らいだ。 相対性からなるべく抜け出し、大きな意図を通せる自分へと変化できたことは、何よりも幸運だと感じている。
何かの手段としてではなく、行為そのものが目的になるときこそ、「生きている」時間だと感じる。時そのものになり、あらゆる分離が消える「一瞬の永遠」。そして、これを味わうようになると、内と外が一致しないこと、つまり本望ではないことは、できなくなっていく。自己欺瞞が消えていく。