ホットフラッシュと寒気が交互にやってきて、せわしないやら疲れるやら。更年期もいつか終わりが来るとわかってはいるけれど、この不安定な体調に付き合っているだけで疲弊して、他に何も出来ない日々を過ごすのはそう楽ではない。
仕事をしていても頭がすっきりしないので、計算間違いをしていないかとか、何か忘れていないかとか、常に不安がつきまとい、以前のようなスピードで処理することができなくなっている。ホルモンバランスの変化の影響か、OCDも強くなっているので、何をするにも以前よりはるかに時間がかかる。
とはいえ、焦っても自分を追いつめるだけなので、身体の変化だ仕方ないとあきらめて、何事ものんびりやることにしている。一日に一つ家事や用事を済ますことができれば十分だ。絵もあまり描き進められていないが、描けない日々が続いても気にならなくなった。そもそも何かや誰かのために描いているのではないのだ。
夏は家族の命日が続くこともあって、過去を振り返ることが多い。そして、自分がやり遂げてきた事の大きさを再確認する。我ながら実によくやり遂げたと思うし、あれだけ多くの事を一手に終わらせたのだから、今生における地上的役割は既に果たしただろうと思っている。なので、余生はなるべく楽にのんびりいきたい。