月食を眺める夢

月食を眺める夢

夢の中で月食を見上げていた。わたしは旅先にいて、確か幼友達が一緒にいた気がする。周辺には田畑のある西日本の田舎のような風景が広がっていた。空は夕焼けか、あるいは朝焼けのようにうっすらと赤く染まっていて、時間帯は夜ではなかった。しかし、わたしが見ていたのは日食ではなく、月食だった。

視界が建物や木々によって少し遮られていたので、わたしは畦道を小走りで通り過ぎ、空が開けた場所へ向かった。コーラルからオレンジへとグラデーションを描く空に、左下の部分が欠けた月が浮かんでいた。幻想的な美しい眺めだった。やがて近くの建物からたくさんの学生たちが出てきて、賑やかに月を見上げ始めた。どうやらその建物は、合宿所か何かのようだった。

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