ホットフラッシュ/のぼせと同時に、寒気/悪寒が繰り返しやってきて、暑い(熱い)のに寒いという複雑な状態を味わっている。慢性的な疲労感と倦怠感、身体のあちこちの痛みなど、日々どこかしらが不調である。更年期、つまりホルモンバランスが大きく揺らいでいるのだろうから、仕方ないとあきらめて、心身になるべく負荷をかけないよう過ごしている。おかげで、毎日自らの身体の変化につきあっていくだけで精一杯だ。
次に日本へ行く時には、漢方相談をしてみようかと考えている。昨年9月に受けた人間ドックの検査結果はすべて良好だったので、身体そのものの状態に不安は無いが、更年期特有の症状や不調を和らげてくれる漢方があるなら試したい。以前に日本で定期的に婦人科検診を受けていた頃は、PMSの緩和に向く漢方を定期的に処方してもらっていた。
こちらでも、プラハなどの大きな都市では中医学のクリニックをちらほら見かけるけれど、何となく気乗りがしなくて試さずにいる。幸いなことに、現在私は体調の揺らぎに合わせてスケジュールを柔軟に変更できる環境にいることもあり、まだそこまで深刻な苦痛や不便を感じてはいないというのもある。
以前、少し年上の友人が「何年もの間、毎日どこかしらに不調を感じていたのが、ある日突然目覚めから身体が軽く感じられた、更年期が終わったのかも」と書いていたのを覚えている。わたしにもそのうちそんな日が来るだろうと期待して、日々の身体の揺らぎを観察しながら気長につきあっている。