日本にいる友人が、夏至の頃にアイスランドへ行くそうで、予定があえばどこかで会いたいと連絡をくれた。同じ日に、彼女が北欧神話とサーミ族についてツイートしているのを見て、フィンランドのラップランド地域、イナリ(Inari)にあるサーミ博物館へ一度行ってみたかったことを思い出した。
6月後半から8月にかけては、欧州中の人々がこぞってヴァケーションに出かけるので混雑するし、どこもハイシーズン料金になるので、通常は旅は避けている。しかし、友人に会う予定が入るようであれば、それに合わせてラップランド方面へ行くのはありかもしれない。
ただ、10月から開催されるアクセリ・ガッレン=カッレラ展に合わせてまたフィンランドへは行きたいと持っている。いくら飛行機で2時間とはいえ、そう何度も行くのはちょっと大変だ。 もし10月以降に日本へ行く予定ができるなら、その乗り継ぎに合わせて滞在を計画することもできるけれど…などと、俄かに今年の予定を考え始めることになった。
そうしているうちに、フィンエアーがイースターの時期と夏のイベントシーズンに、ラップランド方面へのフライトを臨時的に増やすというニュースが飛び込んできた。
昨年、夢の中で訪れた場所によく似た地形があることを知って久米島行きを考えはじめた時にも、思いがけないところから久米島の情報が次々とやってきて、まるで後押しされているように感じたのを思い出した。行くべき場所には行くべき時に呼び寄せられ、運ばれる。意図に環境が呼応するようだ。