自分と他者という陰陽
あらゆる「自分」と「相手」はひとつの中の陰と陽で、こちらが動けばあちらも動き、こちらが変わればあちらも変わる。しかし、こちらは動かず変わらずにいながら、あちらが動くことを期待するだけでは、同じ状態が延々と続く。同じことの繰り返しを終わらせたければ、自分でその陰陽から抜け出すしかない。
この「自分」と「相手」という陰陽は、「自分」の中の、そしてまた「相手」の中の陰陽を映し出す。自らの影を見ない人は、同じように自分の影から目を背ける相手と引き寄せあう。「自分」と「相手」という陰陽に変化をもたらす、あるいはそこから抜け出すには、自分の中にある陰と陽を自覚する必要がある。