河田桟『くらやみに、馬といる』

河田桟著『くらやみに、馬といる』(カディブックス)を購入した。昨夜何気なくカディブックスのWEBショップを覗いたところ、4月1日からしばらく休まれるとのことだったので、急いでオーダーした。日本にいる幼友達が受け取って預かってくれる。次に日本へ行く時の愉しみがまた一つ増えた。

『くらやみに、馬といる』はこのページで第一章の立ち読みもできる。

カディブックスのWEBサイトには、「与那国島を離れて久米島へ引っ越すこととなりました」というお知らせが掲載されている。またもや久米島の名を目にしたわたしは勝手に少し驚いた。

数年前に夢で訪れた場所が、久米島にある洞窟と畳石によく似ていることに気づいて以来、一度行ってみたいと思い続けている。そうすると、思わぬところで久米島の名を目にすることが俄かに増え、呼ばれているような気さえするようになった。また、久米島にも与那国馬の牧場があり、馬を見たいなとも思っているところだった。

今度日本へ行くときはどこを訪れようかと考えるのは楽しいもので、わたしの地図には日本中に多くの印がついている。あの海を見たいな、しかしあの街の美術館にも行きたいし、などと思いを馳せていると、まるで別のところで久米島の名を目にするということが何度もあり、そのたびにやはり久米島かと思うのだった。