車窓から

知らない土地で電車に揺られながら窓の外を流れる風景を眺めるのは楽しい。家族の死、大切な存在の死が続き、悲嘆に暮れる暇もなく死後のさまざまな手続きや実家の処分、厄介な親族との話し合い等に追われて、精神的にひどく疲弊していたが、この旅の間に少し回復できた気がする。