夢の中でさくらと

夢の中でさくらと

夢の中でさくらに会った。

見たことのない家屋の玄関先に座っていたら、さくらがこちらに向かってトコトコ歩いてきて、わたしの左にピタリとくっついて横たわった。わたしはいつもそうしていたように、彼女の背中をゆっくり何度も撫でた。近くには祖母の気配もあった気がする。

突然、さくらは立ち上がって歩き出し、道の向こう側に置いてあったボウルの水を飲み始めた。そして、水を飲み終わると、彼女はまたこちらに向かって歩いてきたが、わたしの前を通り過ぎて家の中へ入っていった。わたしも彼女のあとを追って家の中に入った。

彼女は床に敷かれたピンク色のマットの上にゴロンと横たわった。わたしはまたいつもそうしていたように、彼女のお腹を何度も撫でた。彼女は気持ちよさそうに前脚を持ち上げ、さらに撫でるよう要求してきた。わたしは「さくらはここでも(祖母や母に)大切にされ、安心して過ごしているようだ、よかった」と思っていた。

このタイミングで、こんな風に夢の中でさくらに会えた(姿は見えなかったが祖母や母にも)のは、まるで「あなたは実によくやったよ」と言われているみたいだ。

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