そしてまた日本へ

そしてまた日本へ

わたしがブルターニュに滞在していた間に、母のパートナーが他界した。数日後には日本へ向かうため、荷ほどきと洗濯、整理をしながら、同時に荷造りをしている。タスクをリストアップして計画を立て、日本にいる間にしか行えない手続きのために必要なものを忘れないよう、しっかり確認しつつ。

先月は、実父の後見人からも連絡があり、彼の現状について報告を受けた。父とはそもそも共に暮らした記憶もほとんどないし、わたしにはもう彼に対して思い残すことはないが、それでも戸籍上の親子ではあるので、彼に何かがあればわたしにもやらなければならない手続きが生じる。

これまでと同様、わたしが日本へ行くのは何かしら「やらなければならないこと」がいくつもある時だ。だからいつも出発前は気が重い。今回も日本滞在中はとにかく忙しいだろうと予測はしている。しかし、疲労とストレスで倒れないためにも、散歩をしたり、気の置けない友人と話をしたり、絵を描いたりする時間は作りたい。

10月前半に幼友達と彼女のお母さんがチェコに来て以降、まったく絵を描くことができていない。先日ブルターニュで購入したばかりのパステルセットを持参しようと考えている。

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