地図を見ているうちにジャージー島が気になりはじめたので、10月末にブルターニュを訪ねる際にフェリーで行ってしまおうかとも考えたが、そうすると旅程が慌ただしくなりそうなので、来年改めて訪れようと決めた。
まずジャージー島に滞在して、その後フェリーでサン=マロへ渡り、再びブルターニュにしばらく滞在するのもよさそうだ。モン・サン=ミシェル ~ サン=マロ湾 ~ ジャージー島は、わたしの水星・DCのライン上にある。水星だし、飛行機で数時間の距離なのだから、何度も行ったり来たりすればいい。
アストロマップはおもしろくて、たとえばわたしが初めて単独で訪れた(到着後は現地在住の友人に案内してもらった)日本国外の地はリスボン ~ アヴェイロだったが、マップ上ではキロン・MCのラインがちょうどリスボンの上を通っている。そのことに気づいたのは旅から戻ってずいぶん経ってからだった。
あのポルトガルへの旅は、わたしが東京での生活のすべてを徹底的に終わりにして、それまでしがみついていた社会的自我の物語を放棄し、野垂れ死にを覚悟するきっかけになった。あれがキロン・MCライン上にある場所だったというのはまったく納得がいく。
その後、思わぬ流れに運ばれて/乗ってたどり着き、そのまま住むことになった現在の居住地は、月・ICラインから近い地点にある。移住のための条件が驚くほどスムーズに進み、まるで土地に招かれたかのように快適に暮らせているのも、やはり納得がいく。
そういえば、出逢いや交差を示すノード・月のラインは、東京の上を通っている。振り返ってみれば、これもまたなるほどと納得がいく示唆である。