大型客船の特別室とアルクトゥルス
今朝の夢。
わたしは大きなホテルの客室にいた。大型客船の中だったような気もする。そこは特別室らしく、一般通路に設置された隠し扉から階段を昇って辿り着くようになっていた。他にも数組の客が同じ階段を使って特別室に向かっていた。みな、いかにも裕福そうな身なりと佇まいだった。
100㎡はあろうかという客室には真っ白なシーツに覆われたふかふかのキングサイズベッドが二つ置かれていた。部屋中がふかふかした白いベッドとクッションで覆われてるような印象でもあった。そして、広々としたバルコニーからは大きな青い海を眺めることができた。
その客室にはわたしの他に某作家夫妻も滞在しているようだった。わたしは彼らにベッドを譲る方がいいかと思い、間仕切りの向こう側にある部屋で寝ることにした。
両引き戸を開くと、ベッドがある洋室とは雰囲気がまるで異なる畳敷きの広い和室があった。わたしは、あまりの気配の違いに少し戸惑った。その部屋はかなり使い古されているようで、畳には染みのようなものもあった。畳の上には仏壇前にあるような、あるいは座禅用のような座布団がぽつんと置かれていた。わたしは、ベッドのある部屋の方が快適そうだなと思ったが、まあいいかとあきらめていた。
目が覚めると同時に「ホクレア」と頭に浮かんだ。ホクレアはハワイの言葉でアルクトゥルスのことだ。このところまたアルクトゥルスのことが気になっていて、これまでに経てきたアルクトゥルスにまつわる体験や夢を振り返り、自分の北極星はやはりアルクトゥルスだろうと思っているところだった。