初めて通る道の突き当たりに建つ巨大な団地のようなところへ女性を運ぶ夢
今朝の夢の中では、わたしは車のような乗り物を運転していた。夢ではよくあることだが、その乗り物は地面を走るのではなく、空中に浮かんだ状態で、滑るように高速移動していた。ハンドルのようなものはあった気もするが、手足で操作する必要はなく、頭の中で意図すればその通りに動いた。
わたしはよく知っている(実際にはまったく知らない)高速道路のような広い道を移動していたが、ある地点で、これまで使ったことのない下道へ降りることになった。その時点では姿は見えていなかったが、乗り物には女性が同乗していて、彼女の用事のためにどこかへ向かわなければならないようだった。
どこに向かっているのかわからないまま、建物や商店が疎らに建ち並ぶ道を進んでいくと、突き当たりに巨大な建物があった。それは旧共産圏によくある集合住宅のような建築物で、ずいぶん荒んでいるように見えたが、中にはかなりたくさんの人が働いている/生活しているようだった。
わたしが運んでいた女性は、全面にスパンコールが縫いつけられているかように光る黒いスイムスーツのような衣装を身につけていて、その建物やそこにいる人々とはかけ離れた姿をしていた。しかし、彼女はそんなことはまったく気にしない様子で、知人らしい女性たちと一緒にどこかへ向かっていった。
わたし自身はどうやらその場所には用事がないようで、そんな彼女の姿を見送った後、また来た道へと戻ろうとしていた。