Liquitex、カラフルな飲み物、二重の虹
夢の中でまた旅先にいた。わたしは着物を着ていたが、長時間の着用で着崩れし、着物の下で下着がズレてしまって不快だった。ホテルの部屋のような空間でようやく着物を脱いでほっとした。室内には他にも女性が二人いて、一人はやはりわたしと同じように下着がすっかりズレてしまい不快だと笑っていた。
そこに彼女たちの着付けの先生だという銀髪の人物が現れた。その人は見た目は男性だったが女性装をしていた。彼は朗らかに笑いながら着物についてしばし語ったかと思うと、どこからか現れた小道具やぬいぐるみを手にして手品のようなパフォーマンスを始めた。わたしは「あれ、どこから出してきたの?」と驚いていた。
彼は、着付け教室の経営者でありながら、パフォーマーとしても活躍しているようだった。さらに彼は、自分はLiquitexの設立者(あるいはオーナー)だと語った。そうして彼のオフィスがある場所を教えられ、わたしは一度そこを訪ねることになった。その時点で既に地図と彼のオフィスらしい空間が見えていた。
その前後だったかあるいは別の夢だったかは忘れたが、わたしは大きな草原と森が広がる気持ちのいい場所にいた。空は晴れていて暖かかった。屋外イベントが開催されているようで、たくさんのテントや屋台が並び、人々は楽しそうにくつろいでいた。わたしはコテージのような建物に滞在していた気がする。
わたしはそこで、特別な材料を用いて見た目にも美しいカラフルで美味しい飲み物を作り、マグカップに入れて、近くに住む友人に届けに行った。彼女が夫とともに住んでいる家を訪ねてマグカップを手渡すと、彼女はとても喜んでくれた。その帰り道、草木が茂っている前に鮮やかな二重の虹が現れているのを目撃した。
わたしは一旦戻ってからもう一度その虹を見に来ようと思ったが、少し行き過ぎてしまったようで、屋台が並ぶ辺りに来てしまった。そこで誰かが日本語で話しているのを耳にして少し驚いていた。女性に道を尋ねられ、わたしは彼女を案内しながら来た道を戻った。
昨夜はふと頭に浮かんだいるか座のアルファ星スアロキンについて思い、調べていた。この夢に登場した銀髪の中性的で朗らかな人物はスアロキンを象徴しているように感じる。博識で多芸多才ながらも専門性の高い熟達者であり、軽やかでフットワークが軽く、知的な遊びが好きな雰囲気だった。