夢で見た/訪れた場所や風景を絵に描くと、それまで気づいていなかったことが見えたりわかったりする。わたしは元から夢や水晶玉の中に見た場所やもの、現実には無いけれどはっきりとイメージできる風景などを描きたくて絵の練習をしているので、夢の中の場面を絵に描くのは愉しい。
絵を描くとたいていいつもお腹が減って、とても眠くなる。そうして眠るとまた夢の中で絵に描いた場所を訪れたり、その先に進んだりする。絵に描くことと夢の中での探索には相互作用がある気がしている。夢を見ては描き、描いてはまた夢を見る。そうして地上には地図も書物もない探索を続けていく。