東京でフィクションの世界に迷い込む
東京で働いていた頃、仕事帰りによく一人でさまよっていたあたりを、久しぶりに歩いた。交差点の向こうから当時の自分がふと現れるような気がして、なんだか不思議な気分になった。
東京駅まで迎えに来てくれた友人と、混雑していないテラス席がある店を探し歩き、東アジアのどこかの街の屋台のような場所で夕飯を食べた。
やっぱり、日本の街中に佇んでいると、まるでゲームやアニメーションの世界に迷い込んだような気分になる。建ち並ぶビルも、通り過ぎていく車も、行き交う人々も、創作物の中のワンシーンのようで、まるで映像の中にいるようだ。