ぜんぶわたしだった

ぜんぶわたしだった
あの人も
あの犬も
あの鳥も
あの花も
あの海も
あの雲も
あの風も
あの星も
ぜんぶがわたしだった
ではいったい
ほんとうのわたしなどというものはどこにあるのだ