セクメト神、メンフィス、書記Mitri

先月スクライング中に見たこの存在は、セクメトだったのかもしれないとふと気づいた。雌ライオンの頭と、アザラシのような身体、猛禽類の羽根を持つ存在が、石造りのレリーフのようなものの上にひときわ大きく浮かび上がって主張していた。

先ほど偶々目にしたある記事の冒頭にセクメトの名があり、どういう神だったかを調べていて思い出した。ラーの片目から生まれたとされるセクメトは、雌ライオンの頭を持つ姿で描かれる。「エジプトの砂漠が赤いのは、セクメトに殺された人間の血に染まったため」という説があるそうだ。ちょうど昨日、サハラ砂漠から運ばれてくる砂によって赤い雨が降るという予報を目にしたところだった。

破壊と殺戮、疫病の神であり、医術を司るとも信じられたセクメトが信仰されていた古代エジプトの古都メンフィスは、現在ミート・ラヒーナと呼ばれる辺りにあったそうだ。Googleマップで確認したところ、ミート・ラヒーナ(メンフィス)は古代エジプトの埋葬地サッカラのすぐ隣だった。

別の日のスクライイングで2度も見えた(現れた)男性は、「Mitri」という名を持つエジプト第5王朝時代の書記官ではないかと思っているが、Mitriの像はサッカラにある彼の墓から発見されたそうだ。

どうやら何かが繋がっているようだが、何のことだかさっぱりわからない。しばらくスクライングを休んでいたけれど、明日からまた再開してみる。