赤いザリガニのような虫のような生物が右人差し指に噛みつく夢

赤いザリガニのような虫のような生物が右人差し指に噛みつく夢

結局、昨夜起きている間には、何も現れなかった。つまり、何も見ることはできなかった。しかし、その後、夢の中で奇妙なものに遭遇した。

夢の中で、エビのようであり虫のようでもある見たこともない赤い生物が、わたしの身体の上を歩き回っていた。その横には、伸び縮みする椎茸のような形をしたカブトガニに似た生物もいた。わたしは、太ももの裏側をうろうろして隙あらば皮膚を食い破ろうとする赤いエビ虫を必死に追い払った。しかし、エビ虫は反撃に出て、わたしの右人差し指に嚙みついた。

痛みはなかったが、真っ赤なエビ虫の姿が大写しになったことと、噛みつかれたショックとで目が覚めた。エビ虫は、実際にはエビよりも身が細く、長い触覚と複数の足が左右に飛び出していて、ザリガニのようでもあり、それでいて虫のようでもあった。絵に描こうとしても描けないほど奇妙な形をした生き物だった。

目覚めてすぐ、タロット18月のカードに描かれたザリガニが思い浮かんだ。18月はネツァクとマルクトのパスであり、対応する恒星はシリウスaだ。夢の中の身体は死体(マルクト)であり、そこから、凍結されていた古い身体=エーテルの身体=ザリガニのようなエビ虫が呼び起こされたのだろう。それは、地上的な信念によって覆い隠されていた古い記憶が呼び出されたということでもある。18月のザリガニは、やがて19太陽の子どもになるのだ。

視覚を切り替えれば、これまで見えていたものが見えなくなり、見えていなかったものが見えてくる。それは、信念によって隠蔽されていたものが、見えるようになるということだ。あのザリガニエビ虫が自分のエーテルの身体(古い身体)かと思うとぎょっとするが、虫脳の記憶だと考えれば腑に落ちる。

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