アルシオン ー 高窓の外に2つの虹が並んで見えた夢、置き去りにされる夢
何もないしんとしたほの暗い空間で、高さ3メートルほどの位置にある前方の窓の向こうに、夕暮れ時と思われる赤く染まった空に2つの虹が横並びに現れているのを眺めていた。夢の中ですらとても印象的な光景だった。
その後、わたしは大きな駅の中にぽつんと佇むキオスクで、パッケージに虹が描かれたチョコレート菓子を買おうとしていた。そのパッケージは限定品のようだった。巨大な駅の中にはその売店以外何もなく、若い女性客が一人わたしと同じように買い物をしていたが、他に人の姿は見当たらなかった。
さらにその後には、「誰もが去っていく、いつも置き去りにされる」という内容の孤独な夢を見たが、詳細は覚えていない。はっと目が覚めた瞬間は息切れを感じるほどドキドキしていた。そうしてしばらくじっとしているうちに、すべてが虚無感に覆い尽くされた。
今日見た夢はどれもアルシオンに関連していると感じる。あの窓を壊す/壊される必要がある。何もない箱の中で上方にある窓から見える2つの虹を眺めたままいるのではなく、箱から脱出して虹そのものへたどり着かねばならない。