過集中とその反動
一昨夜、突然胃を絞られるような痛みと吐き気が生じ、下痢を起こした。数日間睡眠不足気味ではあったが、あまりにも急激な症状だった。めまいもあり、立っているのも辛い中、なんとかさくらの一週間分のごはんを作り終えて体温を計ったところ、35.4℃という低さにまた驚いた。全身に悪寒が走り、神経痛も出てきたので、おそらく発熱するだろうと思いすぐ横になった。
目覚めた時の体温は37.2度。抗原検査の結果は陰性。喉や鼻の症状はなく、胃の痛みは少し楽になっていた。食欲はなかったが、無性にみかんが食べたくて、Vに頼んで買ってきてもらい、一気に3つ食べてまた眠った。
そのまま、眠っては夢を見て目を覚まし、また眠っては夢を見た。現在の体温は36.4度。まだ食欲はないが、胃の痛みは消えて、悪寒や神経痛もほぼ治まった。どうやら風邪でもなさそうなので、過集中による心身疲労だったのではないかと思っている。
突然の症状がやって来る前、わたしは一週間以上毎日何時間も絵に集中していて、その間は他のことが目にも耳にも入らず、まるで別次元にいるようだった。特に前日には7時間も集中し続けていた。これでは身体が傷んでしまう。今後は時間制限を設けて、途中であっても手を止めることにする。
子どもの頃、ピアノの練習中に指がスムースに動かないフレーズがあると、他のことを忘れて何時間もその箇所に集中し続けていたことを思い出す。10代の頃には絵や漫画を描いていた時や、英語の長文読解に取り組んでいた時などに、やはり同じような状態になっていた気がする。
Vも指摘するように、どうやらわたしは過集中状態に陥りやすいようだ。何に対してもそうなるわけではなく、むしろ普段は一つの事に集中できないことが多いが、自分がやり遂げたいことに関してはかなりの集中力を発揮し、しかもそれが長時間持続する。そうなると、時間も空腹感や疲労感も何もかも忘れてしまうので、身体を守るためには事前にタイマーを設定する等の準備が必要だ。