感情と身体
怒りそのものが体に影響を与えてさまざまな症状として現れるというよりも、怒りが生じているのにそれに気づかないこと/無視することが体に影響するのではないかと、過去を振り返ってふと思った。そもそも怒りは、悲しみや不安などさらに奥の層にある感情の蓋であり、その抑圧が怒りになっているわけだが。
本当は怒っているのに、怒っていないふりをしていると、身体はそれを別の形で表現しようとする。怒っている自分を認めると、その奥に封じられていた感情が流れ出してくる。抑えられていた感情が解放されると、身体もゆるんで変化していく。