夢の中で、山に向かっていた。何かしらの乗り物を運転して高速でカーブを曲がりきった後、角を右に曲がった時にはわたしは歩いていた。道の脇ではベルトコンベアのようなもので食材が山の上へと運ばれていた。角を曲がる前に見たのは大量のキャベツだったが、角を曲がるとバナナに入れ替わっていた。
前方には薄茶色からベージュそして白のグラデーションを描く高い山が聳え立っていた。山肌はマーブル模様のようだったかもしれない。空の色も淡く、風景全体がまるで絵画のように美しかった。
次の場面ではわたしは山の上にいた。そこには学校のような研究所のような巨大な施設があり、たくさんの人々が働いていた。わたしはそこで授業か何かに参加するようだった。手首の腕時計を見ると針が止まっており、スマホも見当たらないので、時間が分からなかったが、特に困らないなと思っていた。
いくつかある建物のひとつは巨大な食堂と売店になっていて、わたしはそこで朝食を買うことにした。売店でジュースを選んでいると、知らない女性がにこにこしながら近づいてきて、「誰もがあなたのことを知っている、あなたは着物を最も美しく着こなす人として知られていますよ」と言った。
その時、わたしは着物ではなく、ごくカジュアルな洋服を身につけていた。へえ、そうなのか、と思いながらジュースと菓子パンのようなものを選んだところで、目が覚めた。