自我は軽く、地に足を着けず、ひそかに着々と目的を遂行する
「今後も団体とか福祉法人とか絶対に組織しないし、ましてや政界なんか永遠に行かない」「地面作ると霊的に動けない(ので作らない)」「ますます見えない存在になって、より深く目的を遂行する」「広く大きく有名にするんじゃなくて、さらに深く突き刺す」という坂口恭平氏の言葉は、わたしが意図するところと同じだ。
目的を遂行するためにも、自我はとにかく軽くしておく。実存するのかどうかも分からない架空の存在ぐらいに思われている程度でちょうどいい。そして、地面(現実)には足をつけずにずっと浮遊しているか、たまに片足がつくぐらいがいい。足をつけるのはせいぜい水まで。そうすれば、重力(社会)に取り込まれることなく、自由にどこへでも行き来できる。自我をなるべく軽くしておけば、何にでもなれるし、失敗も出来の善し悪しもなく、ひたすら作り続けられる。そうしてひそかに着々と自らの目的を遂行していくのだ。