海へ行く夢を見た。わたしは海のそばに建つ古い大きな家屋のような宿泊施設に滞在していた。古い友人と名前も思い出せない昔の知人、そして母も一緒にいた気がする。いくつかの夢の記憶が混ざりあって混沌としている。
ある場面で、わたしはさくらを抱いて海の方へ向かって歩いていた。海へと続く道はなだらかな下り坂だった。空はよく晴れていて、暑くも寒くもなく心地よい気候だった。さくらはなかなか重くて抱えて歩くのは大変だったが、苦痛ではなかった。
別の夢では、わたしは母とともに”東京”の街を移動していた。彼女は”秋葉原駅”に行くと言っていた。夢の中の”秋葉原駅”は巨大なターミナル駅で、ハブ空港ほどもある近未来的な大きな建物からそこらじゅうへ路線が繋がっていた。わたしたちはそこへ向かっていた気もするし、既にそこにいたような気もする。
わたしは他にもっと早くて便利な行き方があると話したが、彼女は特定の電車で目的地へ向かいたがった。彼女はその電車の切符かパスを既に持っていたが、わたしは持っていなかった。バックパックの中のパスケースから様々なカードが出てきたが、どれも別の電車用だったので、わたしは切符を買うことにした。