マルカブ、シェアト、アルゲニブ、アルフェラッツ
今日は何度目が覚めても再び眠りたくて、たくさん眠っていくつもの夢を見た。
ある夢の中では、わたしは幼なじみとともに実家近辺に似た住宅街にいた。道路に3頭の犬がいるのが見え、そのうちの1頭がさくらだとわかった。さくらは頭をどこかにぶつけたそうで、頭頂部に黄色い絆創膏のようなものを貼られていた。また、夢の中の彼女は実際よりも痩せていて、年老いて見えた。
そこにわたしの母が現れて、細長い白いリーシュを「これを使えばいい」といった風にわたしに手渡した。わたしは「見たことのないリーシュだな」と思いながら、それを受け取った。夢の中では相変わらず、母の顔や姿は曖昧でよく見えなかった。
別の夢では、わたしは長い旅をしていた。男性と一緒だったが、彼はVだったか、あるいはまったく知らない人だったような気もする。古い大きな木造家屋の中で、わたしたちは炬燵に入って暖をとっていた。そこに、島根の海辺に暮らす友人夫婦が現れた。わたしは「あ、ここは島根なのか」と思った。
次の場所へ向かう前に買い物をするため、わたしは彼らとともにショッピングモールのような場所を訪れ、下着売場や書籍売り場を見て回った。わたしの身体は気を抜くとすぐ空中へ浮き上がってしまうので、重心をなるべく下げて床に着地し続けられるよう意識しながら歩いた。それでも足が床から離れてしまい、わたしは時折空中を浮遊していた。その場面でわたしは、実際にはほとんど着用することのないハイヒールの靴を履いていたのを覚えている。
次の夢では、わたしは電車に乗っていた。窓側の座席に座り、隣の席に荷物を置いて、カメラやキャンバスを取り出していた。すると、小さな女の子を連れた女性が、大きな荷物を抱えて、向かい側の一人用席にやってきた。少し濃い色の肌と大きな目が印象的な小柄な女性だった。彼女と目が合い、わたしたちは軽く笑顔を交わした。わたしは彼女たちに席を譲るため、荷物をまとめて隣の車輌へ移動した。そして、空いている席を探しているうちに目が覚めた。
眠りに落ちる前は、ペガスス座の四辺形を構成するマルカブ、シェアト、アルゲニブ、アルフェラッツ(アンドロメダ座のα星)のことを思っていた。夢の中でわたしは長い旅をしていたので、少なくともいくつかの星を回ってみたのだろう。複数のはっきりとした象徴を持ち帰ってこれたように思う。