夢の中で草野マサムネさんと一緒に歌っていた。船あるいは宇宙船の中のような空間だった。二段ベッドのくちゃくちゃになったシーツの上で、気持ちよく最後まで歌いきった。彼が書く歌詞は声に出して歌うと気持ちいい。あちらでもなくこちらでもない境界線上をうまく描いている。
確か、彼の火星は水瓶座15度「フェンスの上にとまっている2羽のラブバード」で、わたしの水星と同じ位置だった。他の天体もなるほどという配置だったのを覚えている。彼が書く歌詞はわたしの中である種の型になっている。その言葉にはするりと向こう側へ抜け出すような作用がある。