緩み上手な身体には悩みがない

昨日までは頭の右側がじんわり痛んでいたが、今日はそれが左に移った。冬に向けて身体が閉じていくのを実感している。身体(骨盤そして頭蓋骨も)は左右同時には開閉しないため、右と左にずれが生じるのは当たり前で、そのズレがさまざまな不快を生じさせるという、片山洋次郎氏の著書に書かれていたことを思い出す。

意識が気づいていようといまいと、身体は常にあらゆることに反応し続け、反応するたびにさまざまな部位が動いている。左右のズレにしても、捻じれにしても、緩むことで自然と回復する。

身体を緩めるのが上手だと、悩むことが少ない。緩むのが上手な身体は、一つの反応状態に留まりつづけることなく、すっと経過して、楽な状態へ戻っていくからだ。

なるべくスムースに縮んだり緩んだりできる身体で生きていると、内にも外にも問題は生じなくなる。意識的に体を緩めるのもいいし、活元運動のように身体が動きたいように動くのもいい。