まったく別の人生、犬生

ある人から「さくらは全く別の生を生き始めたから若いのではないか」と言われ、その通りだと思った。現在のさくらは、日本で母と共に暮らしていた頃とは、環境も、日々の活動や暮らし方も、食べ物も、受けているケアや医療も、全く異なる犬生を生きている。表情も行動も随分変わった(食欲は変わらない!)。

さくらと同じく、わたしもまた、つい数年前の自分とは全く異なる日々を生きているし、自分の状態も、視点も、感覚や思考も、言動も、以前とは全く違うと実感している。何度も書いたように、以前の自分は過去世のように感じられる。だから、さくらが全く別の生を生き始めたというのもよくわかる。