どんなに楽しくても人と会うのは疲れる
プラハへ出かけて帰ってくると、身体はとても疲れているのに脳が興奮したままで、緩めるのに時間がかかる。電車や地下鉄での移動に加え、街中でも歩かなければならない距離が多いので、まず脚が疲れる(土の上を歩くのとは異なる疲れ)。さらに、どこへ行っても人が多い(地下鉄の混雑ぶりには驚いた)ので、消耗する。昨年の夏まで住んでいた街だけれど、もう住むことはできないなと感じる。
昨日は約2ヶ月ぶりにオフィスへ出向いて、職場のスタッフといろんな話をした。昨年の春以降、Vít以外の人と長い会話をすることは殆どないので、複数の人とともに互いの顔を見ながら言葉を交わすのはかなり楽しかった。既に何年も関わってきた小さなチームのメンバー同士なので、お互いへの信頼もあり話がしやすいというのもあるけれど。
しかし、楽しかったのと同時に、人と会った後は疲れるということも実感した。辛いとか嫌だというわけではなく、ただ疲れるのだ。脳も身体もフルに活性化するので、単純に消耗するのだろう。普段は隠者みたいに静かに暮らしているので、尚のことだ。楽しい交流や刺激、興奮の後も、肉体は疲労するという当たり前のことを確認した。だから休息は不可欠だ。
必要以上に人と会わなくていい。たとえ一緒にいて楽しい相手であっても、人に会うのは時々で十分。Vítとさくらとの静かな暮らしに満足しているし、水や土や空や雲や太陽や星や植物や動物たちに会っているのがいい。