どこでもない、誰でもない

部屋の大きな窓から日が昇る前の空をぼんやり眺めていると、ふとここがどこなのか、今がいつなのか、自分は誰なのかがわからなくなって、心地いい。

朝の鳥たちの声はにぎやかだけれど、どこでもないここはとても静かだ。