大臼歯抜歯とインプラントについて調べる日々

先週木曜日に初めて訪れた歯科クリニックで左右両方の上第二大臼歯(場合によっては左上第一大臼歯も)は抜歯するしかないと言われて大きなショックを受け、しばらく何も手につかなかった。ここ数日はひたすら大臼歯抜歯後の選択について調べていた。インプラントについてもかなりの数の記事を読んだ。

クリニックでは、日本語が話せる歯科医が通訳として同席してくれたが、それがむしろわたしと担当歯科医とのコミュニケーションを阻害してしまったのではないかと感じている。チェコ語と英語と日本語を介してなされる対話は、わたしにとっては情報の減少と混乱をもたらした。

4本の歯についてばらばらに説明された後「さあ、どうする?」と問われ、わたしは「ちょっと混乱しています」としか答えられなかった。担当歯科医はおそらく左上第二大臼歯の抜歯と、残せる可能性のある第一大臼歯の根幹治療について問うていたのだろうと、電車の中で一人整理をしてようやくわかった。そして、はじめから担当歯科医と英語で直接コミュニケーションを図るべきだったと後になって思った。

支払いを済ませた後、日本語が話せる歯科医からは「リマインダーのメールをくれれば、担当歯科医に確認して診断内容を返信します」と言われた。しかし「仕事が溜まりすぎていっぱいいっぱい」「わたしはここ(クリニック)に住んでいるわけではないし…」と漏らした彼女のことをあまり頼りたくないのも正直なところだ。とはいえ、診断内容とレントゲン写真はちゃんと送ってもらう。

英語で受診可能かつ新規患者を受け入れている歯科クリニックがプラハには他にも何件かあるので、セカンドオピニオンを求めて訪ねてみるつもりでいる。抜歯するしかないなら仕方ないが、抜歯後にどのような選択肢があり、先々を考えた場合何が適切かを、きちんと提示してくれる歯科医に出逢いたい。

インプラントを考慮に入れるとすれば、チェコと日本どちらで治療を受けるかという点も迷った。母が他界した今となっては日本への一時帰国の機会は減るだろうし、おそらくわたしは今後もチェコで暮らすだろうことを思うと、チェコで治療を受ける方がいいのかなと、今の時点では思っている。