わたしは、建物の上層階にあるオフィスのような空間で診断を受け、1階で薬を受け取るよう指示された。その際、処方箋は不要だと言われた。1階は役所の受付のような空間になっており、そこで中高校時代の英語教師ともう一人の女性が忙しそうに働いていた。わたしは入口のチャイムを鳴らして室内に入った。処方箋は不要だと言われたと伝えると、大量の封筒をさばいていた英語教師は少し苛立たしい様子を見せながら、シート状に包装された薬を手渡してくれた。そこで、場面の背景にOCDという大きな文字が浮かび、さらに、強迫性障害を抱えているらしい男性のイメージが重なった。