夢の中で、わたしの髪はかなり短いプラチナブロンドになっていた。鏡に映った自分の顔には眉毛がなく、肌は奇妙なほど真っ白で、現実の姿とはまったく異なっていた。その姿はまるで70年代前半のDavid Bowieのようだった。わたしはキラキラ光る衣装を纏い、鏡に向かって化粧をしていた。どうやら人が集まる場へ行くらしく、おそらく周囲を驚かさないようにするために眉を描いていた。
数日前に、くりぬかれた岩の中で龍を呼び出し、巨大な白蛇が現れた夢を見てから、自分の中の人外成分が増しているように感じている。石に刻まれていた無数の半人半魚の骨は、数多の記憶、脱皮したあとの抜け殻だったのかもしれない。