2021-02-07
日本で暮らしていた頃は、週に5日出勤して、一日8時間以上(大しておもしろくも楽しくもない)仕事をした後、さらに買い物に出かけたり、どこかで食事をしたり、人と会ったり、占いやセラピーをしたりしていたけれど、今となっては、当時の自分はどうやってあんなにも多くのことを毎日やっていられたのだろうと不思議にすら思う。
「やれていたことができなくなるのは発展、縛りから自由になること」という友人の言葉を思い返す。
自分とさくらの世話をして、自分のペースで仕事をし、自分がやりたいことだけに専念して、疲れたらすぐ休み、なるべくたくさん眠る。それだけであっという間に日々が過ぎていく。たとえば、空を眺めながら眠っている間に見た夢を振り返ったり思いに耽ったりしているだけで気づけば数時間が過ぎている。さくらとともに散歩をしながら写真を撮っているだけでやっぱり数時間が過ぎている。
これでいい。