幼少期から随分長らく「どこかはわからないけれど帰りたい」とよく思っていたが、いつしかそう思わなくなり、やがて帰る必要がなくなった。それは、ここ(地球)に定着したということではなく、肉体はここにいても、意識はいつでも故郷にあると気づいたということなのだろう。わざわざ肉体で移動する必要はないのだ。そして、やがて完全に地球(肉体)を離れる時にも、故郷へ帰る必要はない。重要なのは次に何処へ行くかだ。