レバノンの夢
今朝方見た夢の中でわたしはレバノンにいた。そこが本当にレバノンだったのかはわからないが、夢の中ではそういうことになっていた。わたしは、眺めのいい小高い丘の上にある石造りの建物の中にいた。日本やチェコでは見たことのない植物が生えていて、その向こうにはローマ遺跡らしきものが見えていた。わたしの宿泊場所だという部屋は、柱だけで支えられた壁のない吹きさらしの空間だった。すぐそばには宗教の勉強や修行をする場所だという高い塔が建っていて、老賢者のような風貌の男性たちが階段を昇っていくのが見えた。目隠しとして設えられた臙脂色の布が風に揺れていた。その後わたしは、石壁に囲まれた中庭のようなところで軍事練習らしきものを見学した。兵役中だという数人の男性たちが標的に向かって射撃練習をしていた。そこに、鮮やかな化粧をほどこした美しい女性が二人現れた。ガイドだという彼女たちは日本語を話していたが、どこの出身なのかはわからなかった。