アル・リシャの夢
わたしは、TwitterもFacebookも普段は少ない特定の人のTLしか見ていない。しかし、時々は気になる人々のTLもチェックしている。また、Twitterではキーワード検索を利用して普段は目にしない人のTLを見ることもある。昨夜はいわゆる陰謀論を支持する人たちのツイートを見ていた。そうしながら、オウム真理教事件のことを思い出していた。
世界を救うとか、社会を変えるとか以前に、わたしたちはまず自らを救う必要がある。善と悪という二元化の根底にあるのは、自分で自分を救うことができない=自分で自分(の影)を認めることができないが故の不安と苦しみではないか。彼らが闘っている「敵」は、彼ら自身の影だろう。
そんなことを思っていたからか、昨夜は眠る前に「アル・リシャ」という名を思い出し、そのまま眠りに入った。
昨夜から今日にかけてはまたたくさんの夢を見たが、途中でパートナーやさくらに何度か起こされたので、ほとんど忘れてしまった。覚えているのは、海のすぐそばに建つ宿泊施設のような場所にいたシーンだ。わたしは大きな窓から海を一望できる大浴場にいた。海は穏やかで、空は淡く霞んでいた。浴場の窓は内窓と外窓の二重構成になっていて、その間には人が立てるほどの空間があった。突然、煙草を口にくわえた男がそこに現れ、こちら側を覗いた。素っ裸で湯船に浸かっていたわたしはびっくりして立ち上がり、柱の後ろに隠れようとした。すると男は「船が座礁した、中には死人がいる」と言った。
そこで、すぐそばで寝ていた柴犬さくらが眠りながら吠えたので、目が覚めてしまった。