自覚的に”作品”を作り続けていくこと

自我の「おはなし=幻想」の都合に合わせて事実や自分(身体)を捻じ曲げるのではなく、自覚的に作品化してしまえばいい。形はなんでもいい。誰かに見せたり発表したりする必要もない。自覚的に形にするとそれは殻になり、気づけば自分はそこから抜け出している。そうやってどんどん小さな自分から脱皮して、自分を大きくしていく。幻想も、影も、どんどん吞み込んでいく。自己想起、自己超越とはそういうことだ。自分を探すのではなく、何者かになるのでもなく、一切の何でもないまま愉快な状態を自覚的に継続していくこと。