無意識の影
今日、プラハで行われた政府の規制措置に反対するデモに参加した人たちは、(1989年のビロード革命勃発時と同じように)「Svobodu!=自由を!」と声をあげていたようだが、彼らは、自分たちが求める「自由」が他者の生命や生活を脅かすかもしれない可能性は無視している。”自分”にとって都合の悪いものを、無自覚ながらも意図的に無視して無いものとする(影を増やす)パターンは、世界中どこででも見受けられる。自分の影を否定し、拒絶し、排除して、都合のいい”自分”という「おはなし」に執着するパターンだ。
今年はとかく、わたしたちの集合意識に根深く染みついた”悪癖”を直視させられる機会が多い。個人レベルから世界規模まで、無意識の影がどんどん形として現れているようだ。