夢で言われたとおりに

気づけばいつも絵のことばかり考えている。自分が描く絵のことだけでなく、美術館やギャラリーで見た絵画を思い出し、画集を探し、身の回りのアーティストたちの作品を見て、画材を探したり調べたりしている。ほんの数年前まで、自分がこんな風になるとは想像もしていなかった。 2017年11月、プラハからドバイへ向かう飛行機の中で妙にリアルな夢を見た。夢の中の人物は、私に向かって笑顔で「私がすべてしっかりサポートするから、君はアーティストとして生きる腹を括りなよ」と言った。そして、夢の中の私は深く安心していた。あの頃、私はまだピンホールカメラにも出逢っておらず、ましてや絵を描くことなど考えてもいなかった。 アーティストという肩書は全く不要だけれど、日々絵のことばかり考え、描くことが意識の中心に据えられたという意味では、確かにあの夢の通りになったと言える。…

水を飲む鳩たち

今日もまだ画机の上がまったく片付いていないので、ダイニングテーブルでスケッチをして遊んだ。描いたのは、水を飲むウエストミンスター寺院の鳩たち。 実は鳩は、他の多くの鳥とは異なり、頭を後ろに傾けずに嘴を水に浸したまま、哺乳類と同じようにゴクゴクと水を飲むことができるレアな鳥だ。…

初めての水彩色鉛筆

ロンドンで購入したCaran d'Acheの小さな水彩色鉛筆セットで描いてみたスケッチ。水彩色鉛筆を使うのはこれが初めてで、慣れない画材に随分戸惑ったけれど、思うようには描けない不自由さも含めてなかなか楽しかった。 当然ながら、水彩色鉛筆はパステルとは性質が全然違って、描き方の手順もほぼ逆になるというのがおもしろい。これからも時々遊んでみようと思う。…

帰ってきた日に描いた一枚

ロンドンから、約2時間のフライトを経てプラハに到着。その後さらに約2時間かけて、ターボルの自宅に帰り着いた。 さすがに移動の疲れも感じるし、旅の荷物が画机の上に積み重なっているので、絵を描くのは来週からにしようと思っていたけれど、やはり何か描きたくなり、ダイニングテーブルで、数日前に実際にこの目で見た J.M.W. ターナーの水彩画をパステルペンシルで模写して遊んだ。…

ロンドンの鳥たち

ロンドンでも、気づけばいつも、鳩や、カラスや、カモメを目で追っていた。 みんな、どうか無事に冬を越して、安全に、元気に、長生きしてね。 0:00 /0:12 1×…

ありがとう、ロンドン

前日までの天気予報とはうって変わって青空が広がった金曜日。おかげで雨に濡れることなく空港まで移動することができた。 東へ向かう飛行機はロンドン中心部の真上を通過し、テムズ川はもちろん、ビッグ・ベンやロンドン・アイもはっきりと見えた。 やがて雲海の上に広がった夕焼けは、テート・ブリテンで見たターナーとコンスタブルが描いた夕空を彷彿させた。 素晴らしい出逢いと、多大な芸術的刺激に満ちた、実に充実した6日間だった。思っていたよりもずっと楽に行き来ができたので、ロンドンへはこれからまた何度でも足を運びたい。…

John Martin Galleryへ

ロンドン滞在最終日には、Andrew Giffordのシリーズ作品『Moss Light』を見るために、John Martin Galleryを訪れた。実際の作品はやはりPC画面上で見るのとはまったく異なり、その前に立っていると、まるで自分が絵の中の木漏れ日に包まれているような錯覚に陥り、足を踏み出せば落ち葉の感触が足に伝わり、周囲からは木々や苔や土の香りが漂ってくるかのように感じられた。 John Martin Galleryは、他にも魅力的な画家の作品を多く取り扱っている。私が特に好きなのは、パステル画や油彩画でまるで夢の中のような独特な世界を生み出し続ける画家、Richard Cartwrightだ。 画廊のオーナーに、彼の作品がとても好きで、いつか原画を見たいと思っていることを話したところ、「彼はひっそりと静かに暮らしているけれど、友人や気の合う人たちと話すのは好きなので、連絡を取ってみては?きっと気が合うと思うよ。」と言われた。少し緊張するけれど、一度彼にメッセージを送ってみようかと思っている。…

余韻、散策、雲と鳥たち

今日は終日いいお天気で散策日和だった。テート・ブリテンの「Turner & Constable」展で受けた多大な刺激の余韻を味わいながら、しばらくテムズ川沿いをのんびりと歩いた。川べりや公園では、カモメや鴨、カラス、鳩など、たくさんの鳥たちが、餌を啄んだり、歩き回ったりしていて、眺めているのが楽しかった。 0:00 /0:19 1× なんとなく歩いているうちにウエストミンスター寺院に辿り着き、ビッグ・ベンも見に行こうかと思ったけれど、観光客らしき人の数が増えてきたので、そのまま地下鉄に乗ってホテルへ戻った。…